未知と出会うある書物を読んでいて、それはかなり長いもので、これを読み終わるのはいったいいつのことだろうと思う。けっして早く読んでしまわなくてはいけない本ではなくて、一年かかろうが二年かかろうが、誰でもせかされることはない。休みたくなれば、途中でいくらでも休んで、また続きを読めばいい。来る日も来る日も、同じ地平線が見えている。まあ、そういった気持ちがする。それでも、読むのをやめてしまわないかぎりは、少しずつ先へ進んでいく。そして、いつになったらそこまで来るだろうと思っていたおしまいのページに、とうとう、ある日、きてしまっていて、感慨無量といった気持ちになる。もうそこから先は、開くべきページは一枚も残っていないのである。私はまだ実際にいつ終りになるかわからないような大旅行はしたことはない。しかし、たぶんそれは、長い本を読みだした時の感じに似ているだろうという気がする。長い短いということは別にして、好きな書物のことを考えると、私は縁があってその本をてにしたのだというふうに考える。一生のうちにほんとうに好きになる本は、そう多くはないのかもしれない。多くなくてもいいのだ。正在读一本书,那是本相当厚的书,所以我想,到底什么时候才能读完呢?这并非是本得尽快读完的书,无论花上一年还是两年,谁也不会着急的。想休息的话,可尽快休息,然后再接着读。对了,就如每天的太阳出现在同一地平线上的这种感觉。即便如此,只要不停的阅读,就会一点点的前进。而且,一直在想何时才能到达彼岸——最后一页呢。当那天终于来到时,你会有种感慨万千的感觉。那里已没有可再翻阅的页码了。实际上我还未曾有过连自己都不知何时能结束的大旅行。不过,我想那也许有点像开始读大部头书籍时的感觉吧.长短暂且不论,只要是自己喜欢的书籍,就会觉得与我有缘,才会设法搞到手。一生中真正喜欢的书也许并不多,不多也没什么关系。