1古典文法助詞2助詞の分類3格助詞「が・の」接続:体言・連体形+が・の意味:主格[=~が]連体修飾格[=~の]準体法[=~のもの・~のこと]同格[=~で]比喩(「の」だけ)[=~のように]紫草(ムラサキ)の匂へる妹(イモ)を憎くあらば人妻ゆゑに我恋ひめやも(万葉集・天武天皇)紫草のように美しいあなたに対して憎い気持ちを持つならば、あなたは他人の妻であるのだから、私が恋い慕うことがあるだろうか。決してそんなことはないはずだ。4格助詞「に」接続:体言・連体形+に意味:時間・場所[=~に・~で]帰着点[=~に]動作の対象[=~に・~に対して]使役・受身の対象[=~に]変化の結果[=~に・~と]原因・理由・目的[=~のために・~に]比較の基準[=~に比べて・~に・より]強意[=しきりに~する・ひたすら~する]あづまの方に住むべき国求めにとて行きけり。(伊勢物語・九段)「京にはおるまい、東国の方に住むことのできる国を求めに(行こう)。」と(考えて)出かけていった5格助詞「を」接続:体言・連体形+を意味:動作の対象[=~を]移動する場所や時間[=~を・~を通って]動作の起点[=~を・~から]6格助詞「へ」接続:体言・連体形+へ意味:移動の方向[=~へ]7格助詞「と」接続:体言・連体形+と意味:動作を共にする相手[=~と・~とともに・~と一緒に]変化の結果[=~と・~に]比較の基準[=~と比べて・~と]比喩[=のように]語句の引用[=~と]並列[=~と~と]内容[=~と]8格助詞「より・から」接続:体言・連体形+より・から意味:動作・時間の起点[=~から]経過する場所[=~を・~を通って]手段・方法[=~で・~によって]比較の基準[=~より・~に比べて]即時[=~とすぐに・~やいなや]限定[=~より・~以外]9うたた寝に恋しき人を見てしより夢てふものは頼みそめてきうたた寝の夢に、恋しい人を見てしまってからは、夢というものでも、頼りにしはじめてしまった。小野小町10格助詞「にて」接続:体言・連体形+にて意味:時間・場所[=~で・~のときに]手段・材料・手がかり[=~で・~によって]資格・状態[=~で・~として]原因・理由[=~で・~によって・~のために]11関連知識:「にて」の識別現代語訳で「で」→格助詞の「にて」深き川を舟にて渡る。(「更級日記」)(深い川を舟で渡る。)現代語訳で「であって」→断定...