(シロ)P.023はじめに昨年、アルクから10年前に出版された『どんな時どう使う日本語表現文型500』と『どんなときどう使う日本語表現文型200』をもとに、テキストはそのまま残して、別に機能語の辞典を作りたいというお話がありました。この企画では、英語、中国語、韓国語の翻訳をつける方針ということでしたので、それならば日本語学習者の方々のお役に立つかもしれないと思い、作業に取り掛かることになりました。上記2冊の内容を再度吟味し、新しく出版された日本語の教科書などを検討し、全体的に加筆訂正いたしました。一つ一つの言葉や例文を見直していく過程では、この10年間の外国語学習観の変化と人間観の変化に加えて、使う言葉の盛衰を改めて感じさせられました。この3カ国語の翻訳つき文型辞典が日本語学習者の方々のお役に立てばうれしいかぎりです。この企画を編集長として初めからリードしてくださった新城宏治氏、辞典作成というこの大変に細かい作業に果敢に取り組んでくださった日本語書籍編集部の立石恵美子さんには本当にお世話になりました。心から感謝しています。本書の内容については至らない点、使いにくい点があると思います。お使いになった方々からお気付きの点、ご批評などをお寄せいただければ幸いでございます。2007年5月友松悦子宮本淳和栗雅子4この辞典をお使いになる方々へ●目的̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶̶知らない言葉に出合ったとき、わたしたちは辞書を引きます。ほとんどの言葉は国語の辞書で引くと意味がわかります。しかし、日本語を学習中の方々が国語の辞書で引いても出てこない言葉があります。例を挙げましょう。「ばかりに」とか「わけにはいかない」などという言葉はどうでしょうか。いくつかの辞書では見つけられないでしょう。この辞典は、日本語学習者の方々が国語の辞書では引けない「文型」について知るためのものです。この辞典の目的は、文法を一から学ぶことではなく、学習者が一般の国語の辞書では引けない「文型」に出合ったときに、その意味と使い方を理解することです。初級から上級までの「文型」を集めて、その意味・機能・使い方などをわかりやすく例文の中で提示し、解説をつけました。解説には英語・中国語・韓国語の翻訳をつけましたので、日本語を勉強中の方々にぜひ使っていただきたい...